「アルプスの少女ハイジ 第7話楡の木の音」
たしか第7話のはず。ハイジが弱った小鳥を保護する話。ピッチーと名づける。ピッチーのために虫やら集めて餌を与えるハイジ。その様子を無表情に見つめるヨーゼフ(犬)。カタツムリをピッチーの餌に採ろうと手を伸ばしたハイジの横から、ヨーゼフがノッソリ出てきて、そのカタツムリをパクリ、そして舌なめずり。ショックを受けるハイジに対し、おじいさんは「カタツムリは、やっこさんの大好物だからな!」(笑)。ハイジ、ヨーゼフに「ピッチーを食べちゃダメよ」と忠告する。小鳥は次第に元気になって、ヨチヨチパタパタ飛び回るようになる。ちょっとハイジが目を離した隙に事件が…。
ピッチーがヨタヨタと飛びながら、火にかけてある鍋の方向に近づいていく!「あ!焼け死んじゃう!!」とハイジ叫ぶ。鍋まであと少しのピッチー。そこに突然ヨーゼフが大きく口を開けて飛び込んでくる。いつにもなく機敏な動きと鋭い目つきで(笑)。そして、ピッチーをパクリ!「あーっ!!」絶叫するハイジ。「バカバカ!ヨーゼフのバカ!」とヨーゼフの体をポカポカ叩く。そんなハイジの方にくるりと振り返り、ヨーゼフが口を開ける。すると大きな口のなかで、ピッチーがチュンチュンと元気そうに鳴いているのでした。ピッチーを救ってくれたヨーゼフ。いつもは無表情なヨーゼフの優しさに気づいたハイジでした。
以上が「アルプスの少女ハイジ」のなかで最も好きなエピソードの概要です。ヨーゼフ・ファンとしてはたまらない話です。ところで、ハイジの話は、原作とかなり異なって、日本人好みの内容になっているそうな。たしかに自然に神が宿るみたいな部分は日本人向きかも。あと、もっと政治色が強いというか、時代背景がもっと前面に出ているとか。原作を確認してみようと思う。
- 作者: J.シュピーリ,パウルハイ,Johanna Spyri,Paul Hey,矢川澄子
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