R30

ひさしぶりにテレビを見て大笑いした。
昨日の「R30」は、ゲストがみうらじゅん氏だった。
いつも関心するのは、みうら氏の命名の才能ね。
最新のマイブームとしてあげてた「墓石マイル」。
これはネーミングはいいけど、内容的にはいかがなものか…(笑)
「アイデン&テイティ」とか「いやげもの」とか良い名前だ。
勝手に観光協会(略してKKK)」とか。
とりあえず名前から入るらしいですね。まず名前ありき。


わたしは「ゆるきゃら」より「とんまつり」の方が気になる。
「ゆるきゃら」もたしかに面白い。
だけど、キャラ自体が「即席感」というか
「テキトー」というか、結局軽いものなので、それが物足りない。
それに比べて「とんまつり」は重厚よ。
日本がどんなに近代化されて、
日本人が気取ってブランド物を買いあさっても、
ちょっと地方に行くと、そこでは「とんまつり」が根付いてるんだよ。
どんなに「とんま」な祭りでも、
それを中心として関わり合う地元民の生活や歳月、
そして伝統の重さね、
それほどの密度の濃さにもかかわらずー、
あの「とんま」っぷり。あっぱれだ。
でも、その祭りには人間の原始的な欲求を敬う精神が根底にあるのでしょうか。
生殖とか。豊作を願うのもそうかな。
あなどれないよ「とんまつり」。
文化人類学的視点で見るんじゃなくて、
ミーハーに、臆面も無く正直に「とんま」と言い切れる、
この視点は貴重だなぁ。
みうらじゅん氏がいる限り、日本はまだまだ大丈夫だ(笑)。


ボブ・ディランと会ったときのエピソードにはジーンときた。
三十三間堂を「ルーツ・オブ・ウィ・アー・ザ・ワールド」と
ボブ・ディランの息子に紹介した話には爆笑。
この本も買おう。

とんまつりJAPAN 日本全国とんまな祭りガイド (集英社文庫)

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