「北へ 郷愁列車の旅」

一応写真集です。冬の北海道・東北を走る鈍行列車の写真集。これを見ると、「あー、やっぱり冬の列車の旅は、北を目指すに限るわぁ」と実感ます。地元の方や乗客のみなさんの写真も暖かく、味わい深いものです。車窓からの景色も、列車に乗ってる気分が味わえます。でも、ワタシが特に気に入っているのは、トコトコと走る列車を、空から?遠方から撮ってる写真です。雪をかぶった荒々しい自然のなか、歪曲する地形に沿って走る線路の上を、列車は、控えめに「あ、ちょっとスイマセン。ちょいと通してください。どーもお邪魔しましたー。」と言いながら走っているように見えます。田舎なので一両、もしくは二両編成の鈍行列車。奥ゆかしく、いじらしい存在だなぁ。


28・29ページに掲載の写真が特にステキ。
只見線会津宮下→早戸間(福島県)の普通列車。カワイイ。

北へ 郷愁列車の旅

北へ 郷愁列車の旅