「Live@The Fillmore」Lucinda Williams

北海道新聞夕刊でオススメの新譜洋楽アルバムとして紹介されていた。この人のこと、その時までまったく知らなかった。その紹介文を読んでオッと思ったのは、「彼女は詩人Miller Williamsの娘で、子供時代、彼女の家にはフラナリー・オコナーなど南部の作家たちがよく集っていた」という部分。調べてみると、子供の頃からお父さんに連れられ、ノマド生活を送っていた彼女は、ジョージア州メイコンに住んでいたことがあって、オコナー家とご近所さんだったらしい。オコナーが庭に飼っていたクジャクを、子供だった彼女はよく追いかけて遊んでいたそうな。そのような縁もあってか、シンガーソングライターである彼女は詩の面で、オコナーを含む南部作家たちの影響を受けていると語っているそうな。ちなみにLucinda Williamsは1953年生まれ、オコナーは1925年生まれ)


そんな繋がりで、一度聞いてみたいと思ってタワレコに行ってみたけれど、試聴はできず。だけど、このジャケットを見たら家に飾りたくなって、買ってしまった。若干お高いけれど、ジャケ買いです。カワイイけどブキミでしょ。アンデルセン童話の挿絵にありそうな気がします。


Live @ The Fillmore (Dig)

Live @ The Fillmore (Dig)


音は「too country for rock, too rock for country」。オルタナ・カントリーとかいうジャンルに属するらしい。シェリル・クロウをもっとカントリー寄りにした感じ。声はさすがドスが効いているというか、凄みがありますね。夜、疲れてボンヤリしてる時に聞くとシックリくる音楽ですね。ただ、ボンヤリ聞いてると、ときどき女の情念を腹の底から歌い上げるような曲もあるので、目が覚めます(笑)アルバムはライブ盤2枚組なのに、もう3回ぐらい聞いてます。ライブ盤かつ輸入版なので歌詞がついてないのが残念。


彼女の最新フォトが見れます。
美人でカッコイイ女の人。結構声から想像したイメージどおりだった。
どう見ても50歳過ぎには見えないけれど…写真技術は発達してるからなぁ…

http://www.lucindawilliams.com/photos.html